東北探訪#1 早池峰山とじゃじゃ麺

東北


全国百名山巡りも75座を終え残すは1/4となり、そろそろゴールが見えてきた。

そろそろ東北だな。

ずっと後回しにした東北の山。

岩手山が噴火による入山規制中であるため、早池峰山、八甲田山、岩木山を巡りながら盛岡や弘前など東北の街を探索することにした。

おじいのプレッシャーハイク

初日は岩手の早池峰山に登る。
早池峰山は岩手の花巻にある百名山。

河原の坊駐車場からCT往復約5時間だが、登り始めが昼の12時であったため暗くなる前に下山すべく、ハイペースのスピードハイクで山頂を目指すことにした。

盛岡発上陸
早池峰湖の水源

小田越登山口までは舗装路を歩き。
10月初旬だが木々の色つきはそこそこ。

黄色く色づく白樺に間で時折赤く目立つモミジがアクセントになっている。

道の横からは何ヶ所も小さな沢が勢い良く流れており、歩いていて水の音が気持ち良い。

登山口から山道に入り、山頂まで一気に登っていく。
かなりいいペースで登れている。

20分ほどで一合目御門口に到着し、樹林帯を抜け視界が開け岩がゴツゴツした岩陵帯歩きに入る。平日なこともあり人とのすれ違いは少ない。

さらに15分ほどハイペースで登って行くと、先ほど通り過ぎた一合目あたりに、70歳は過ぎているであろうおじいさんハイカーが見えた。

熊の不安もあったので人がいることで少し安心する。

もう10分ほど進むと、五合目御金蔵に到着した。

ふと下を見ると、一合目にいたおじいさんとの距離が、心なしか先ほどより近くなっているように見えた。

CT2時間の距離を1時間ちょっとで登ってきている、かなりペースは早いはず。

目の錯覚かな、、、?

と思い、さらに10分ほど登る。

振り返ると、先ほどのおじいがすぐ近くに迫ってきている。

おじいは余裕そうな顔でスイスイ足を進めている。

「日帰り登山でおじいに追い上げられてるなんて、、、」

山王の堂本監督が残り3分を切って湘北に点差を詰められ手に汗握るシーンが頭をよぎる。こちらも焦ってペースが上がる。

五合目を過ぎ10mはあるハシゴの2連発に差し掛かる。

ここで諦めておじいに道を譲る。

おじいは「サンキュー!」と言いながら私を抜き去り、まさかのハシゴを使わず岩をクライミングの要領でサクサク登っていく。

負けたことがあるというのが、いつか大きな財産になる。おじいのプレッシャーが解け、ここからはゆっくりと自分のペースで登る。

登りは使わなくてもイケる

トータル1時間半ほどで山頂に到着。

休みなく登っていたので腹が減っていた。岩手名物の福田パンのあんバターパンを頬張る、バターの塩味とあんのあまじょっぱさが塩分糖分ともに不足した体に染み渡る、盛岡の雄大な景色を見ながら勢いよくパンを口に押し込んだ。

私がパンを食べ終えたのを横目に、おじいは下山を開始した。「じゃあな!」と笑顔で手を振り去っていくおじい、歳を取ってもこのおじいのようにCT200%で若者をぶち抜きたいと思う早池峰登山であった。

東北の秋は寒い。
おじいは既に見えなくなっていた。

ワインの里”おおはさま”

実は、岩手はワイン作りが盛んである。

公式観光サイトでもワイナリーを紹介しているほどだ。

絶品!いわてのお酒特集ーワイン[県南・沿岸] | 旅の特集 | いわての旅
岩手県の観光地を探すならここ、新たな岩手の魅力を見つけよう

中でも早池峰山の麓、花巻市の大迫(おおはさま)はワインの里として、いくつものワイナリーが集まっている。

下山後に早速、道の駅”はやちね”に足を運んだ。

元々ハンガリーワインの倉庫だったらしい

登山口から車で15分ほどで到着したものの、人の気配がなくのぼりだけが立てられている。もしかしたら営業終了したのかな、、、?と思い車から外に出てみる。

すると爆音のJazzが入口の大型スピーカーから流れていた。元気に営業中だということを察した。

中に入ると、昭和49年設立のエーデルワインというワイナリーのワインが並べられている。

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スタッフの村喜さんに話を聞いてみる。

赤はメルロー、白はリースリング・リオンがおすすめとのこと。リースリング・リオンとはドイツ産リースリングと甲州三尺という品種を勾配したもの、リースリングならではの青リンゴのような爽やかさを感じつつ、しっかりとした酸も残しており、ちなみに牡蠣にめちゃ合うらしい。

日本のリースリングはあまり飲んだことがない、これは気になる。

エーデルワインが管理する畑の中でも、村喜さんが管理する畑の中だけで取れた葡萄を使って作った、リースリング・リオンの「村喜」という商品があった。生産の苦労話も聞けた、これも何かの縁だと思い1本購入させてもらう。生産者から直接買うと思い入れも強くなるし、特別な1本が購入でき非常に満足する。

爆音Jazzの理由は最後まで鳴り止むことはなかった。

じゃじゃ麺の老舗”白龍”

盛岡といえばわんこ蕎麦や冷麺を思いつくが、じゃじゃ麺も名物として有名である。平打ち麺に味噌と薬味をたっぷりとのせ、ラー油、酢、おろしニンニクを配合して自分で味を調整するローカルフードだ。

私は、盛岡にあるじゃじゃ麺の老舗、白龍(パイロン)の本店に照準を合わせていた。

まずはSPA銭湯ゆっこ盛岡でしっかりと体をととのえる。水風呂が広いのが良い、風呂内に大きく掲げられた岩手山の壁画が豪快で、ついつい長湯してしまった。

施設内に大阪王将の誘惑に耐える必要がある
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パイロンの本店は、盛岡駅から30分ほど歩いた櫻山神社の参道にある。閉店1時間前だが未だに2組並んでいた。

すると、常連と思わせる酔ったサラリーマンが出てくる。

並んでいる我々を見て、

「じゃじゃ麺食べるならパイロン、餃子食べたいなら白乾児(パイカル)な!」

とアドバイスをくれた。確かに目の前にはパイカルというこちらも渋い雰囲気を醸し出す店があった。

前に並んでいた夫婦もすかさず「じゃじゃ麺食べたあとハシゴしますわ。」と返す。盛岡民のコミュニケーション能力は高めかもしれない。

店に入り、じゃじゃ麺(小)、餃子、瓶ビールを注文する。※ちなみに小でラーメン普通盛りのサイズとのこと

まずお通しと餃子がうまい。

お通しはじゃじゃ麺に乗っている肉味噌ときゅうり、餃子はにんにくがガツンと効いていてもっちり系のスタイル。7個入りで550円は安すぎる、これでビールを飲むのが超うまい。

次にじゃじゃ麺が到着。

肉味噌はそこまで辛くなく、どちらかというと塩味が強め。ラー油、酢、ニンニクを少しずつ足して味を調整し、自分好みのじゃじゃ麺を完成させて行く。

肉味噌が酢とラー油にとけてスープみたいになり、麺を絡めて食べると酸っぱ辛い油麺のようになりうまい。なんとなくクセになる味だった。

小でも十分多い

そしてもう一つ気になる点がある。

食べ終わった人が「ちーたんひとつ!」とお皿を店員に渡している。

少しじゃじゃ麺を残し、生卵を入れ、ちーたんください!と言いながら店員に渡すと、茹で汁を入れてくれるのだ。「ちいたんたん」と呼ばれている、まぁたまごスープである。これが非常に締めに良いのだ。

私もきょどりながら「ち、ちーたん!」と言うと、優しい店員さんが美味しいちいたんたんを作ってくれた。

卵と茹で汁でマイルドになったスープに、酢やラー油を足していくと酸辣湯麺のようになった。是非食べるべき、ちーたんたん。

ちーたん!汚くてごめん!
盛岡じゃじゃ麺【白龍】パイロン
盛岡名物、元祖じゃじゃ麺【白龍】パイロン

2件目は、同じく櫻山神社の参道にある”やまごや”という店に入る。昼から飲める居酒屋で、店長の佐々木さんは既に10杯目のようだった。

常連さんと店長と3人でおしゃべりし、時には、「じゃじゃ麺を1回目でうまいと言うお前は、大嘘つきだ!5回目から上手く感じてくるんだ!」と罵られながら、楽しい時間を過ごしたのだった。ちなみに、この店の茗荷たっぷり冷麺はマジでうまかった。

参道に良店が集まる
“ずっぱり”と注文すると、+100円で並々注いでくれる。お得すぎる。
鴨肉と茗荷の組み合わせ、最高。
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盛岡の夜が楽しすぎて少し飲みすぎた。

翌日は二日酔いで八甲田山へ向かう。

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